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Kさん(町屋教室/30代/女性)

★はじめたきっかけ

昔から日本文化に興味があり、もっと深く追求できないかと考え始めました。

沢山の和の習い事がある中で「長く続けられること」

「一人で出来る事」(そして出来れば「周りも楽しませられること」)で考えてみたところ、

音楽が良いなぁと思ったのです。とは言え全く知識の無かった邦楽。

一つ一つのジャンルを調べてみて、時に情緒を奏で、

時に江戸っ子の粋を示す「江戸端唄」が自分の興味や性格に合っていそうだと感じました。

加えて、亡祖母の実家が旅館だったらしく、祖母や母から芸者さんの話を聞いていたので

『唄と三味線』というものが昔から漠然と頭の隅にあったのかもしれません。

(……と言いつつ、これはほぼ後付けの理由ではあります。

端唄を始めたきっかけを聞かれることがありますが、

そもそもの理由である「…何となく!」を語ると、必ず怪訝な顔をされるもので…)

 

★なぜ美きえ師匠の元へ入門したか

「唄をやってみよう!」と思い暫く自宅近くで習える場所を探していましたが、

主婦・母・会社員の三足のわらじを履く私には場所や時間の条件で中々折り合いがつかず、

また正直ピンと来たお教室も見つからずで一度諦めていました。

そのまま数ヶ月経過し、どうしてどう辿り着いたのか覚えていませんが…

たまたま美きえ師匠のホームページを拝見し、

歌声を聞いた瞬間「美しい!一度生で聞いてみたい!」と感動し衝動的に問い合わせをさせて頂きました。

場所は希望していた自宅近くではありませんでしたが

「この師匠に習えるんだったら何とか都合を付けてみよう」と自然に思えたのです。

翌日に早速見学へ。長い時間お稽古を見学させて頂き、勢いのままその場で入門を決めました。

そこでお願いして三味線も注文して頂き、自ら後には退けない状況を作りました(笑)。

凄まじいスピードでの入門となりましたが、唄の美しさや生徒さんの雰囲気が良かったのは勿論のこと、

師匠の「継承してくれる人達を育てたい」という熱い思いも決意の決め手となりました。

 

★お稽古をしてみて

とにかく指導が的確で分かりやすいです。唄(そして和のお稽古)というものは

経験のみで会得して行くものだと勝手に思っていたのですが、そうでは無く、

とても理論的にご指導下さり、家で一人悩んでいた事が師匠の一言であっという間に唄いやすくなったりして、

お稽古の度に沢山の気付きを得る事ができます。

普段は師匠と対面でじっくりとお稽古(と楽しい雑談・笑)をして頂きますが、

時々の合同稽古では普段会えない他の生徒さんと顔を合わせる事も出来るので練習に力が入ります。

弟子の皆さんで集まった時の雰囲気が本当に良く色々な話が出来るので、

その辺りもとても魅力的だなと思っています。また、心配していた金銭面も明朗会計、

そして忙しいときでも、その都度お稽古日時の相談をさせてもらえるので、

安心して長く通うことが出来ると思います。